高知のおすすめサイクリングコース[第1弾] 香南市夜須町の奥座敷「羽尾(はお)」へ(中編)
前編より続きます。
しばらくは国光(くにみつ)集落を走ります
前編はいわば序章で、ここからが本番です。
景色も開けた田園地帯から山間部へとがらりと変わりますし、勾配もママチャリでは用事にならないほどきつくなってきます。
三叉路を右折後、数百メートルはこれまでの通り二車線の道路ですが、、、
すぐに車では行き違いに一苦労しそうなほど狭くなります。
狭くなってすぐにも例の「!」マークの標識が、、、
(7月14日(火)撮影です)
(7月14日(火)撮影です)
真夏の国光集落を走ります。空が青々としていていかにも「夏の空」!!
いかにも暑そうですが、マジですさまじく暑かったです。塩分補給を怠ったら完全に熱中症になるレベルの暑さでした。
(7月14日(火)撮影です)
途中、三叉路を右折してからしばらく走ると左手に【カフェ&うつわ ごとごと】というカフェがあります。
羽尾までに立ち寄れる唯一とも言えるスポット(お食事でしたら、もだん焼きで有名な【廣末屋】も途中にあります)なのですが、営業日は金・土のみとなっております。開いていたら休憩がてら寄ってみてもいいかもしれませんね。
参考にブログ記事をリンクしておきますね。
いよいよ本格的に峠道へ
ヤ・シィパークから約8.3km、三叉路から約3.2km走るとヘアピンカーブにさしかかり、夜須川に沿って続く谷間の国光集落とも別れを告げます。勾配も一層きつくなりカーブが連続する峠道に入っていきます。
この時点で標高は約100m。羽尾峠が約400mですので、これから300mも上ることになります。
時刻は12時30分で、走行時間は約29分ほどです。
ヘアピンカーブからすぐに倉庫がありますが、この倉庫をもって国光の集落とは別れを告げます。ここから先は羽尾まで建物は全くありません。
こんな感じの山道が続きます。勾配もきつく7段あるギアも普段は使わない一番軽いのに入れてゴトゴト上っていきます。速度は10km/h弱とスローペース。
あくまでもサイクリング。タイムアタックやレースではないのですから、羽尾大釜荘がが立てている「のんびりきてね」の看板の通り軽いギヤで無理をせずのんびり行きましょう\(^o^)/
しかし、速度が極めてゆっくりのため風をほとんど受けず、当日は風も全くと言っていいほどなかったので熱気がこもりかなり暑かったです。この程度の標高では気温はほとんど下がらず。木陰というのが唯一の救い。
正直、熱中症になりかけました。気温35度にもなろうかという日は、本来はサイクリングには不適切ですね。
【絶景!】夜須の町と太平洋を一望できます!
山深い峠道、途中の景色はどうかというとほとんどは森の中。特に眺めがいいというわけではありません。ダラダラと似たような景色が続きます。退屈といえば退屈です。
トレーニング目的はともかく、景色を楽しむサイクリング向けのコースではない?
いや、決してそんなことはありません!
峠道も終盤にさしかかったころに一望できる太平洋や夜須の町の眺望は、これまでの疲れを吹き飛ばすほどの素晴らしい眺めです。
「もうすぐ海が見えるよ」の羽尾大釜荘お手製看板からしばらくいったところ。山々と海が少し垣間見えます。「ここまで上ってきたのだなぁ・・・」と実感できる瞬間です。
これだけでも十分絶景なのですが、もうしばらく走りますと、、、
これまで走ってきた夜須の平野と太平洋を一望できます!!この写真ではその雄大さを十分に伝えきれてないのが残念ですが、、、
ズームでも撮影しました。まさに絶景です!今回のようなお天気がいい日の眺めは最高です。これまでのダラダラと上ってきた苦労は一瞬で吹き飛ぶような感動する瞬間です!!
羽尾、羽尾大釜荘の魅力
ビュースポットから数分ほど走るとようやく羽尾峠に到着します。峠の標高は約400m。
ここまで走ってきた距離は約13.9km、時刻は13時11分でした。出発から約1時間12分というところです。
峠は三叉路になっていますが、羽尾へはそのまま真っ直ぐ進みます。右へ行くと、尾根沿いを伝っていく林道で夜須町手結まで通じています。帰りはこちらのルートを通りましたので、後編にて紹介しています。
峠からちょっと進むと、また分岐があらわれます。
ここは看板の通り右折すると羽尾へ至ります。
羽尾大釜荘まであと1.3km。ゴールはもうすぐそこです!羽尾へ到着する直前、少し坂を下ります。
羽尾の様子です。峠までの険しい山々の風景と打って変わって穏やかな盆地の光景が広がります。ただ、過疎化も進む山奥の集落だけに耕作放棄地が目立ちます。
そして、今回の目的地の一つである「羽尾大釜荘」に到着。
到着した時刻は13時17分で走行距離は約15.3kmでした。途中、撮影しながら特に頑張ることもなくゆっくりとしたペースで走ってきましたが、それでも1時20分弱という所要時間でした。
峠道ははじめてという方でも、休憩時間をのぞいて1時間半を見ておけば十分かと思います。ロードバイクで日々走っている方でしたら、1時間もかからないでしょう。ちなみに車やバイクですと30分ほどです。
自転車で走って来たという証拠です(笑)
羽尾大釜荘は小学校跡に建てられた宿泊施設ですが、昼間は喫茶室として開放しています。コーヒーやケーキの他、うどんのみですが軽食もあります。(※木曜日定休)
情報サイト:
羽尾大釜荘、羽尾地区はすごく魅力的なところで、詳しく紹介したいのですが、この時点ですでにかなり長丁場になっているため、羽尾を紹介する別記事にその機会を譲りますね。
苦労して上ってきた甲斐のある場所と自信を持って言えます!!大釜荘の喫茶スペースやキャンプサイトを吹きぬけるそよ風は最高に気持ちがいいです!
標高約350m。さすがにここまで上がってきたら暑さも幾分和らぎますね。
後編へと続きます。