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脱クルマで地方は豊かになる!

地方の車社会、公共交通、自転車活用をはじめとする交通論・都市計画論、その他いろいろ

中学・高校時代、ママチャリと通学自転車とMTBモドキが知っている自転車のすべてだった件について。

 

前記事、地方小都市では自転車文化がそもそもありません。根本的に情報も不足しています。の最後の方で、いかに地方の田舎町では自転車についての情報が乏しくて、ぼくも大学入学まで完全なまでに無知だったということを少しだけ述べました。

 

そうなんですよ。ほんとに見事なくらい何も知らなかったですから。

 

少年時代の体験談

 

今から書くのは、筆者のぼくが中学・高校時代だった1995〜2001年くらいのことの体験談です。

 

大学のサイクリング部に入るまで、ママチャリや通学自転車以外のスポーツ自転車について詳しく知る機会は見事なくらいありませんでした。

 

ママチャリと通学自転車(当時は「フツーの自転車」と呼んでいた)と小学生がよく乗っているMTBモドキと「競輪選手の自転車」(おそらくほとんどはロードバイクの誤認)が、知っている自転車のすべてでした。

 

中学時代、通学自転車でも20km以上離れた高知市まで1時間ちょっとで行けることを”発見”し、休日によく遊びに行き(ゲーム屋やゲーセンに行くのが主な理由)、タイヤ交換やパンク修理を自力で覚えたり(一時期あまりにも頻繁にパンクするので覚えざるを得なかった)、フレームやドロヨケを再塗装したり(小学生以来のボロ通学自転車を延命するため)、サイクルコンピュータを設置したりと、いろいろと弄ったりしてにわか自転車愛好者だったのですが、ママチャリ、通学自転車、MTBモドキ以外の自転車については全くもって無知でした。

 

ロードバイク、クロスバイク、本物のマウンテンバイクなど、乗ったことはもちろん、触れたことすらありませんでした

 

そもそも、クロスバイクというカテゴリーがあることも知りませんでした。「競輪選手の自転車」は知っていましたが、完全にロードバイクと混同していまたし、ロードバイクという名称すら知らない有様でした。

 

このような自転車は、どんな性能なのか、どこで買えるのか、値段はどれくらいなのか、ほんとにまーったく何にも知りませんでした。存在自体を知らないのですから、当たり前ですが。

 

そして、ヘルメットかぶってキメキメのジャージを着用して、ロードバイク(もしくはピスト)に跨がって颯爽と車道を走っている人は、全員競輪選手だと思っていました。ロードバイクやピストの性能についても全く無知で、そういう人を見ると通学自転車で必死に張り合ったりしたのもいい思い出です(笑)そのような自転車は、漕ぐのがすごく重くて、運動神経バツグンで鍛えられた人でないとまともに乗れないとすら思い込んでいました。(ある意味それは正しく、超軽量の高級ロードバイクは、安定して真っすぐ走るには熟練したスキルが求められます)

 

外装変速機の操作方法すらも分かりませんでした。

 

友人のMTBモドキに乗せてもらったことはありますが、上手く変速できなかった覚えがあります。その場で、「漕ぎながら変速する」と、教えてもらった覚えはありますが、多分調子が悪かったのでしょう。

 

ジャイアント、ビアンキルイガノ、トレックなど有名ブランドについても、存在すらも知ることはありませんでした。

 

知っていたのは、ブリヂストンと今はなきDEKI(出来鉄工)くらい。どちらも、乗っていた通学自転車のメーカーだったと言うのに過ぎません。

 

自転車に興味があるぼくですら、見事なほどに無知だったわけです。それだけ、情報が入ってくることがなかったのですよ。

 

クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車に乗っている方が、同級生や学校の先生方、ご近所の方々など、身近なところに全くいなかった、行動範囲でプロショップが目に留まるところにはなかったというのが最大の要因だと思います。当時は、海外ブランドのクロスバイクで通学している高校生を、まず見かけなかったですしね。(なぜかBMX は見かけましたが)

 

中学・高校時代は、高知市まで毎日通学していたので、ずっと香南市(当時は合併前の町村)近辺にいるより色々と情報は入ってきそうなものですが、不思議と入ってくることはなかったです。ただ、高知市内の学校と言っても、郊外の山の上という隔絶されたところですし、スクールバス通学で繁華街に降り立つこともあまりなかったので、依然都市的な情報からはかなりシャットアウトされてはいましたが…。

 

インターネットも、Windows 95〜98の時代でまだ黎明期でした。公式サイトや個人が作ったホームページくらいしかありませんでした。OS自体も不安定でよくフリーズしていましたし、回線も遅いISDNが主流。じっくり調べものをするというレベルでありません。情報入手媒体としては、まだまだ未成熟でした。

 

詳細な情報を入手するとなれば、雑誌や書籍などの紙媒体に頼ることになりますが、これも自転車雑誌の存在も見事に知ることはありませんでした。「自転車の専門誌がある」という発想すらもなかったです。これも、大学でサイクリング部に入って初めて、その存在を知ったほど。たぶん当時も、書店には置いてあったとは思いますが、あまりにも目立たなすぎたためか、目に留まることはなかったようです。

 

それだけに、大学入学直前にふと手に取った疋田智氏の『自転車生活の愉しみ』は、「自転車再入門」とよべる内容で、実によい入門書になりました。快適に乗るためのセッティング、様々な車種、公道でのルール・マナー、基礎的なメンテナンスなど、基本中の基本すらも、全然知らなかったことを思い知らされました。何度も読み返しました。また今度、詳しくレビューします。

 

それから、15年以上の時が経過しました。香南市でもごく稀にですが、ジャイアントやルイガノブリヂストンの「オルディナ」ブランドなどのクロスバイクや小径車を見かけるようにはなりました。知っている人は知っているようです。

 

しかし、まだまだ根本的に情報不足なことには変わりはないですね。