「ママチャリ、クロスバイク、クルマ、それぞれの所要時間、地方主要都市・高知市ではどうなるのか?」実際に走って調べてみました。
記事、香南市のような地方小都市では、ママチャリ、クロスバイク、クルマ(オートバイ)、それぞれ所要時間はどれだけ違うのか?実際に走って調べてみました。では、主に香南市中心部である「のいち駅前」を中心に、市内および周辺部との主要地点間で、ママチャリとクロスバイクとクルマ(オートバイ)で、所要時間がどれだけ差が出るか、実際に走ってみて調べてみました。
詳細は該当記事をご覧いただくとして、やはり田舎町で信号も少ないだけに、クロスバイクの速度で走っても、肉薄していはいますが、どうしてもクルマよりは時間がかかってしまう結果となりました。それでも多くは5分程度しか差はなく、クロスバイクも十分実用になるのですが、残念ながらクルマと逆転するようなことはないようです。
高知市内でも、香南市と同様に実際に走ってみました
さて、地方主要都市であり県庁所在地でもある高知市では、香南市と同じように計測した場合、どのような結果になるのでしょうか?
市街地を走るので、信号は多く渋滞することもあります。ママチャリはともかく、クロスバイクで走ればクルマと逆転することだってあり得そうです。
香南市の時と同様に、自転車はママチャリ、クロスバイクともに「PEUGEOT COM70F」を、クルマ(オートバイ)は原付二種の「シグナス X」を使用して実際に走ってみました。
ママチャリモードの場合は、歩道をチンタラ走行で。10~12kmで巡航し、出してもせいぜい15km/hまでというまるでやる気なしの走り方です。クロスバイクの場合は、原付と同じように車道を走り、巡航速度はちょっと頑張って25~30km/h程度です。
以下、結果です。比較のため、香南市での計測結果も再度掲載しておきます。(グラフがあった方がいいのですが面倒くさいので作っていません。気が向いたら作ります)
クロスバイクとクルマ、ほとんど変わらず。逆転現象も!
最も特徴的なのは 、[1]はりまや橋交差点〜介良交差点。
わずか40秒ほどの差ですが、クロスバイクの方がクルマよりも所要時間が短く、逆転現象が起きています!!
ついに、クロスバイクがクルマに勝利してしまいました!!
クロスバイクでの計測時、信号が変わるタイミングがよかった(もしくは、オートバイでの計測時に信号に多くかかった?)ということはあるかと思いますが、特筆すべきことです。香南市ではまずあり得なかった現象です。
念のために言っておきますが、オートバイでの計測時、ラッシュ時は避けてですよ。
この区間は、高須新町〜宝永町を中心によく渋滞します。歩道を走る高校生のママチャリにどんどん抜かれるくらいです。朝夕のラッシュ時間帯では、「確実にクロスバイクの方が速い!」ですよ、マジで。
[4]はりまや橋交差点〜サンシャイン福井前も、表の結果ではクルマ(オートバイ)の方が約1分早く着いていますが、この区間も逆転することが多そうな区間です。住宅地を縫って走る区間だけに、クルマもあまり速度は出せません(制限速度30km/hがほとんど)し、自転車は久万川沿を通ってショートカットもできます。
実は、最初にオートバイで計測した時、ちょうど夕方の帰宅ラッシュ時に嵌ってしまい、オートバイの機動力をもってしても22分もかかってしまいました。この結果だとクロスバイクの圧勝!ですが、いくら何でも参考にはならないということでラッシュ時を避けて計り直しました。
それでも、クロスバイクは1分遅いだけです。距離が4km半もあることを考慮すると、ほぼ同じと言っても差し支えありません。中心市街地へ行く場合、駐車場を探したりを考えますと、クロスバイクの方が圧倒的に速く目的地へ着くでしょうね。
その他の区間でも、そこそこ距離があってもクルマとクロスバイクで所要時間の差が小さいことが分かります。
[3]はりまや橋交差点〜高知大学前(朝倉)も、5.62kmと結構距離がありながらもわずか2分ちょっとクロスバイクが遅いくらいです。[8]前里交差点(イオン前)〜サンシャイン福井前も、3.57kmで差は2分半ほどの差です。駐車場のことを考えたら、クロスバイクが速いくらいですね。[5]はりまや橋交差点〜前里交差点(イオン前)、2.28kmほどの近距離になるとほぼ同じです。時間面でクルマの優位性は、もはやありません。
市街地だけに、クルマで走っても信号によくひっかかるので、走行中にクロスバイクを抜いてもすぐに信号で追いつかれてしまいます。大きな差は出ないわけですよね。
やはり、高知市は自転車が便利な都市です!
この結果からも、高知市は自転車での移動が便利な街だと言えます。高知市街で移動が完結するなら、マジでクルマなしでも十分に生活できます。ただ、雨が降る日が多いのがマイナス点ですけどね。
参考:「クルマなしでも生活できる地方都市」は移住者の視点からも魅力的だと思います。
愛知県から移住されたぴーすけさんも、こう書かれています。
前述のように、高知市内はクルマで走るにしても、ストップアンドゴーや低速走行が多く、短距離走行の繰り返し(目安:8km/回)になりがちです。燃費も悪くなりがちで、クルマに過剰な負担がかかってしまう(シビアコンディション)ことを考えると、なるべく自転車に乗った方が、健康やお財布のみならずクルマ自体にとっても優しい結果になるかと思います。
実はここまでは、調べる前からだいたい予想はついていました。しかし、意外にもママチャリでも遅くないということは、調べてみて初めて分かった事実です。長くなりましたので、別記事に分割しますね。