愛車紹介「ノルコグSL6」。現在の主力車で、適度な軽快性と実用性のバランスがとれた自転車です。
こんにちは。これからぼくが乗っている愛車について紹介していきますね。
紹介するのは、自転車が現役車6台(そのうち1台は予備車で、もう1台は4年以上放置状態ですが…)と退役車4台、オートバイが現役車1台、保留車1台の合計12台。
ということは、少なくとも愛車紹介だけで最低でも12記事アップするということです。結構多いですがお付き合いくださいね(笑)
第1弾は、「ノルコグSL6」(ブリヂストン製)
どれから紹介していこうかと迷いましたが、やはり主力として運用している自転車から書こうと思います。
(「ノルコグSL6」2014年9月2日、土佐市高岡のTSUTAYA駐輪場にて)
ブリヂストンサイクル製の、「ノルコグSL6」と呼ばれるモデルです。いくつか種類のあるノルコグシリーズ(現在はノルコグシリーズは生産終了)の中で、アルミフレーム、外装ギアを装備したモデルで、形からしてもオーソドックスな「通学自転車」です。
購入日時と場所は、2014年3月14日、高知市高須のブリヂストンサイクル専門店「自転車DOME」です。
購入からまだ1年半ほどしか経っていない新しい自転車です。お気づきかもしれませんが、消費税増税前の駆け込みでの購入です(笑)値段は、キャリアをオプションで付け、少し値引きもあって総額で3万円ちょっとでした。
導入した目的は、高校時代の1999年7月に購入し、サスペンションに不具合が出るなど老朽化しながらも依然主力として乗っていた「ラ・クッション」(ブリヂストン製)の置き換え用としてです。
(「ラ・クッション」2009年9月22日)
クロスバイク、フラットバーロード、フォールディングバイクとスポーツ自転車を複数台所有しながらも、やっぱりドロヨケやスタンドがあってカゴもある通学自転車がすごく使い勝手がいいので、中学・高校時代と変わらず通学自転車が主力なんですよね。
本当は地方に適した理想的な実用自転車として、クロスバイク並みに軽快に走りかつ、荷物もたくさん積める、ランドナー(ツーリング自転車)をオーダーして、日常の移動にも使う計画なのですが、如何せん高額で予算の目処がたたないため、そのつなぎという目的もあります。(ランドナー導入後廃車するつもりはないですが)
特徴は以下の通りです。
・ホイール&フレームサイズは27インチ(27×1 3/8)を選択
・アルミフレーム、アルミリムを採用し総重量約16kgと通学自転車としてはそこそこ軽量なのが特徴
・フレーム色はネイビー(他に白など選べた)を選択
・変速は、前1段・後6段の外装変速機装備
・ライトは、ハブダイナモタイプではなくダイナモタイプを選択
この自転車の際立った特徴は、アルミフレーム採用で比較的軽量化されていること、そしてギアが外装変速であることの二点。この二点こそが、「ノルコグSL6」を選んだ大きな理由です。また、ハブダイナモではないタイプを選択できたことも重要な点です。
(ノルコグSL6の外装6段ギア)
2013年4月に導入した「スターノヴァ」があまりも走らない自転車で、その問題点を解消するため買い直しました
「ノルコグSL6」を導入する約1年前の2013年4月にも、やはり「ラ・クッション」の老朽置き換え用として通学自転車を購入していました。
その自転車は、同じくブリヂストン製の「スターノヴァ」。
(「スターノヴァ」2013年8月17日)
その紹介記事はこちら。
詳細は「スターノヴァ」の紹介記事で述べていますが、「ラ・クッション」が27インチ、内装3段変速、ハブダイナモ装備だったので、基本的にはその特徴を多く引き継ぐ内容だったのが、この自転車を選んだ理由です。
「ラ・クッション」と同じく27インチ、フレームの素材はスチール(ハイテンション鋼)、ハブダイナモ装備です。変速機は内装変速機であることは同様ですが、主流の3段ではなく5段と段数の多いネクサス「インター5」を装備しています。またハンドルロックを装備するなど防犯面でも強化されています。
そのためか、定価は約48,000円と通学自転車としてはかなり高価な部類に入ります。実際の購入価格は、値引きもあって43,000円ほどでした。
「ラ・クッション」とは異なる点は、駆動方式がベルトドライブではなく、通常の金属製チェーンのものを選択しました。そして、「ラ・クッション」の最大の特色であったサスペンションはこのモデルにはありません。そもそも、サスペンション装備の通学自転車自体が現在では作られていませんが。
もともと、鈍重(20kg程度)で走行ロスも多く、加速も悪く坂道にも弱い「ラ・クッション」。高知市まで往復できることはできるけど、やはりしんどい。
当時、「ラ・クッション」が唯一の通学自転車になっており(それより2年前に購入した「出来鉄工製の通学自転車」は、クロスバイクかと思うほど軽快な走りでしたが2011年2月に廃車)、老朽化もあって高知市まで自転車で走ることは、ほぼほぼなくなっていました。
それだけ、「スターノヴァ」には期待しました。サスペンションやベルドドライブのロスはなく、内装3段から5段になり、より軽快に走ると。かつての「出来鉄工製の通学自転車」並によく走り、高知市へも再び走っていけるようになると。ガソリン高騰のさなか自転車の稼働率を再び上げれると。
乗り始めて見ると、全くもって期待はずれでした…。軽快にはほど遠く、ダイレクト感はまるでありません。
一定以上の速度になるとリミッターがかかったようにペダリングが重くなります。ゆるい下り坂でも足が痛くなるほどでした。これに乗った直後、「ラ・クッション」と乗り比べてみると、漕ぎ出しの軽さにビックリしたくらいですよ。
不良品ではないかと思い、購入してから2ヶ月ほどたって自転車屋さんで聞いてみると、特に問題はなくて「まだアタリが出てないのですよ〜。乗っているうちに軽くなってきますよ〜」という話し。
しかし我慢しながら半年以上乗っていても、少しは軽くなったものの根本的には解決せず…。依然、20km/hを超えてくるからまとわりつくようにペダルが重くなります。他の自転車では当たり前にこなしている20〜25km/h巡航をしようとすると拷問レベルの重さ。信号が少なく田園地帯を淡々と巡航することが多くを占める香南市でこれは堪えます。
どうも、装備している内装変速機「インター5」のメカニカルロスによるものらしい。「ラ・クッション」時代の内装変速機よりも耐久性重視でそれがロスを大きくしているとか。加えて、ハブダイナモのロスもあり、タイヤやリムも耐久性を上げたため重くなり、それらも走りを重くしているそうです。
決して、不良品でも品質が悪いわけでもなく、特性上そういうものなのだそうです。もともと市街地向けで、速度も15km/h程度を想定し(説明書にもそう書いています)、そんなに距離を走ることが想定されていないわけです。
香南市夜須町〜高知市中心部の23kmを約1時間15分で走るなどという使い方には、全くもって不向きな自転車だったわけです。
これで何度か高知市まで走ったことはありますが、拷問と言っても過言ではないくらい疲れました。「ラ・クッション」がまだマシと思えるくらいです。
高知市へは無論、16km先への安芸市へも自転車で行くことはほぼ皆無になってしましました。香南市内こそは、まだ我慢できる距離なので普通に自転車でしたけど。
結果、オートバイ(原付二種)の稼働率が上がり、ガソリン代も嵩み、以前よりも太り気味になってしまいました(笑)とは言っても、もともと痩せているので十分適正体重ではありますが。
郊外部を淡々と巡航する走り方が中心で、時には片道20km以上先まで走るという使い方に、自転車の特性が合致しませんでした。
積載性を向上させるため、リアボックスの設置を計画していたのですが、「スターノヴァ」はただでさえ20kgを超えるヘビー級。そこにリアキャリア+ボックスを取り付けると、もはやとんでもない重量級になってしまいます。走らない自転車がさらに走らなくなってしまいます。
結局のところ、根本的な解決には通学自転車を買い直すしかないという結論に至りました。
そういうことで、新たに購入したのが「ノルコグSL6」です。「スターノヴァ」は、後にその特性に合致した使い方をされる知り合いの方に譲渡しました。
でも、決して悪い自転車とは思ってないですよ。むしろ、変速機のロス以外は、すごくいい自転車だったと高く評価しています。
メカニカルロスの少なさとボックス装着を前提に重量の軽さを重視
選定に当たって最も重視したのはもちろん、「スターノヴァ」の問題点を解消できること 。メーカーは、基本的には同じくブリヂストン製の中で探し、その他にトーキョーバイクなども候補に入れました。
最大の問題点は無論のこと内装変速機のロスなので、変速なしのシングルギアか外装変速機のモデルの中で探すことに。
ただしシングルギアは、運用できる範囲が極めて限られると予想できること、小学4年生のとき以来ずっと、変速付きの自転車に乗ってきたので今更感もあり速攻で却下。外装変速のモデルに絞りました。
ハブダイナモも走行ロスの一因なので、ハブダイナモではないタイプを選べることも選定基準に。郊外部をそれなりのスピードで走るのでなるべく回転部のロスは抑えたいものです。
実用自転車としての積載性も重視。前カゴに加えてリアキャリアとボックスを装着することを前提に、総重量の軽さも重視。装着後の総重量は重くても20kg程度には抑えたい。通学自転車では不本意ですがアルミフレームしかありません。
最終的には前カゴ標準装備ということと値段の安さが決定要因に
候補に入ったのは、ブリヂストン製では「ノルコグ SL6」(外装6段、ダイナモランプモデル、約16.8kg、約32,000円)、「ビレッタ ユーティリティ」(外装6段、ダイナモランプモデル、約16.5kg、約40,000円)、「マークローザ スタッガード」(外装7段、ハブダイナモ式(ダイナモタイプ選択不可)、約16.6kg、約48,000円)の3種類、そして「トーキョーバイク 26」(外装8段、ライト別途取り付け、約68,000円)。
(「ビレッタ・ユーティリティ」ブリヂストンサイクルHPより)
(「マークローザ・スタッガード」ブリヂストンサイクルHPより)
(「トーキョーバイク26」トーキョーバイクHPより)
まず「マークローザ」は、ハブダイナモしか選べないこと、前カゴが標準装備ではなく取り付けても小さいものしか取り付けられないこと、そもそもぼくが今も持っている「PEUGEOT COM70F」と似通っていることもあり真っ先に選定から除外。
「トーキョーバイク」は、なによりシンプルなデザインが素敵な自転車。スチール(クロモリ)フレームながらかなり軽量で、ドロヨケやキャリアも取り付け可能で、クロスバイク本来の軽快な走りが期待できてかなり魅力的だったのですが、リアキャリアはともかくとして、前カゴを装着するにあたってグーグル画像検索で「トーキョーバイク 前カゴ」と調べてみたところ、かなり無理矢理感が否めないということ、スタンドも別途取り付けが必要なこと、値段がそこそこ張るということもあり最終的には候補から外しました。
「ビレッタ」は、前カゴ標準装備で求める内容にかなり近いですが、前カゴの大きさが小さすぎて不便。これは大きいのに取り替えればいいのですが、除外した最大要因はハンドルポストに標準装備されている意味不明な時計のせいです(笑)誰だよ…こんなダサくてくだらないもの考えたのは。
(ブリヂストンサイクルHPより)
ほぼ自動的に、「ノルコグ SL6」が残りました。
内容的には「ビレッタ・ユーティリティ」とほぼ同じですが、何より前カゴが一般的な通学自転車の大きさであるということ、デザインもおとなしく手持ちのリアボックスを取り付けてもさほど違和感ないと考えられ、求める条件にも合致しています。それでいて、値段が最も安い!
となれば、迷う要素はありません!
本当は「トーキョーバイク」も、クロモリフレームで乗り心地良好で、よく走るので捨てがたかったのですが、冒頭でも述べたようにランドナー(ツーリング自転車)導入のつなぎということもあり、あまり高いのはもったいないということもあり、最終的には「ノルコグ SL6」に決定しました。
「出来鉄工製の通学自転車・1992年式」、「出来鉄工製の通学自転車・1997年式」、「ラ・クッション」(1999年)、「スターノヴァ」(2013年)と、日常使用の自転車は、「スチールフレーム」+「内装変速機」で一貫していましたが(つくば市で使っていたものは除く)、この「ノルコグSL6」で慣例を崩してしまったのですよ。
(2014年5月11日、リアボックス未装備時)
「準クロスバイク」と呼べる軽快さ
「スターノヴァ」と違って十分に期待通りに走る自転車です。余計なものがついてないだけ、回転部のロスは少なくストレスなく巡航できます。むちゃくちゃスピードが出せるわけではないですが、「準クロスバイク」と呼べるくらいには軽やかに走ります。かつて乗っていた「出来鉄工製の通学自転車」を彷彿とさせます。
メカニカルロスが少ないだけに田園地帯の巡航でもストレスありません。これで再び高知市や安芸市まで快適に走って行けるようになりました。とは言っても諸般の事情がありかつてよりは激減していますが。
2014年9月には、高知市を超えて片道40km先の土佐市高岡までも走っています。行きは2時間ほどで走破しており、それなりに優秀な自転車だということが証明されています。
欠点があるとすれば、6段もあるに関わらず全体的にギアが高速寄りで1段目でもニュータウンの急坂を上るにはやや重いこと(男子中高生は重いギアを使いたがるのでその声を反映したのでしょうね)、アルミフレームゆえに舗装状態が悪いところでは乗り心地に難があって疲れてしまうことかな。基本的にクロモリ派(スチール派)でアルミフレームは好きではないのですが、軽くて値段もそこそこなスチールフレームの通学自転車がないのでこの点は妥協ですね…。
総合的に評価すると、あくまでもやはり通学自転車です。本格的に長い距離を走る自転車ではありませんし、25km/h以上で長時間巡航するような自転車でもありません。上りが続く峠道を行くのにも向いていません。
「ストップアンドゴーが少ない郊外や田園地帯を中心に、5〜10km程度までの距離で運用する」ような使い方が最も適していると思われます。具体的には「香南市内+α」というところですね。
高知市や安芸市へ行くのは一応は対応できても、それ以上の距離を走るとなると、積載性が十分かつクロスバイクレベルの軽快さをもつ自転車が欲しくなります。高知市へ行く場合であっても、本来はもっと高性能な自転車が望ましいところです。帰りはさすがに疲れてスピードが乗らないですね。これも妥協の産物ですね、やっぱり。
冒頭でも述べたように、かねてよりランドナーをオーダーしたいと考えていますが、未だに目処がたっていません…。しばらくは、「ノルコグ SL6」をメインに使う必要がありそうです。
安全快適に乗るための各種装備いろいろ
主力車として運用するゆえに、ノーマルでは安全面や快適面で不足する部分を各種装備で補っています。
・リアボックス
香南市内で乗る時は荷物は少ないですが、高知市まで走るとなるとどうしても多くなります。カバンの他、急な雨に備えた雨具やビニール袋をはじめ、汗対策のタオルやスボンの擦り切れ対策の着替えなど。前カゴだけだと足らないと思うことも多いです。
それを解決するため、手持ちのヤマハ純正のリアボックスを装着。バイク用ですが角形のため自転車に取り付けてもさほど違和感はありません。積載面での使い勝手は、大幅に向上しました。
・ハンドル回り(バーエンド、ドリンクホルダー、サイクルコンピュータ)
ある程度の距離を走ることを前提に、ハンドルを持つ位置を適宜変えられるようバーエンドを装着、グリップも疲労が軽減できるものに換装しています。
水分補給しやすいようハンドル装着式のドリンクホルダーを装備し、サイクルコンピュータ(CAT EYE CC-ED300)も取り付けました。どちらも「スターノヴァ」に取り付けていたものを転用しています。
・LEDライト(GENTOS SG355B)
メカニカルロスの軽減のため、ライトはハブダイナモ式を選ばず一般的なダイナモタイプを選択しましたが、夜間でも軽快に走れるよう別途電池式のLEDライト(GENTOS SG355B)を取り付けています。ハンドルに装着するとカゴや荷物と干渉してしまうため、写真の位置に工夫して取り付けています。標準装備のダイナモ式ライトは、撤去せずに電池切れ時の緊急用として残置しています。
・リア用セーフティライト(CATEYE TL-LD270-R【生産終了】)
(CATEYE HPより)
後方の安全性向上のため設置しています。シートステーに違和感なく取り付けられるコンパクトなデザインで、常時点灯モードと点滅モードがありますが、通常は点滅モードで使用しています。生産終了モデルのため、ヤフオクで入手しました。
香南市のような田舎の夜道は街灯も少なく、農道ともなれば全くありません。赤色の反射板だけではクルマには直前まで気づかれず非常に危険!!クルマやバイクを運転していると分かりますが、ロービームの場合、マジで見えません!!ハイビームですと比較的遠くからでも気づきますがが、多用したらそれはそれで迷惑極まりないですしね。身を守るためにも必須アイテムです。これがないと夜道は怖くて乗れません!あるのとないのとでは、ほんとに自転車に気づくまでの距離が全く違いますよ。
まだまだ新鋭車、これからも活躍は続きます
簡単に紹介するつもりが様々な経緯もあってかなり長くなってしまいました(笑)
2015年11月現在、最新鋭の自転車で、20世紀の古参「ラ・クッション」に替わり(雨の日は、唯一の内装変速+ベルトドライブのため未だに運用していますが)、「PEUGEOT COM70F」とともに日常の足として香南市内を中心に、時にはクロスバイクに準ずる軽快さを活かして安芸市や高知市まで足を伸ばす幅広く運用しています。
本当は、ランドナーをオーダーで導入するまで「ラ・クッション」を騙し騙し使い続ける予定でした。しかし、一向に目処が経たない中、それを第一線で延々と使うには性能面でも安全面でも限界もあり、つなぎとして導入しました。現在も、ランドナー導入は相変わらず目処が立っておらず(仕様自体でも迷っています)、もう少しは主力として活躍しそうです。
つなぎの役割はありますが、ランドナー導入後も引退の予定は特にありません。近距離用として使用し続ける予定です。
かなり長くなりましたが、それではまた。