無謀運転、バイクもクルマもどっちもどっちですね。
ブロガーのイケダハヤトさんが、バイクについて記事を書かれています。
ぼくも大型二輪免許を保有し、所謂原付二種と言われている125ccスクーターの「シグナスX」ですがバイクに乗っています。なので、ちょっとバイクについて所感、雑感を述べます。
無謀なバイク乗り、相変わらず見かけますね
高知市〜香南市を通る南国バイパス(国道55号、32号)など、片側二車線以上の幹線道路を走っていると、車線変更を繰り返しながら、追い越しまくる無謀運転のバイクを時折見かけます。もちろん、バイクだけではないですけどね。
さらには、片側一車線の追い越し禁止にも関わらず、対向車線にはみ出して追い越すとんでもない野郎まで見かけます。
そういうのを見るたびに、こう思ってますよ。
「あんな一瞬の判断で急な操作しても、的確かつ安全に運転できる自信がある(と思っている)のだぁ…」
ぼくはそんな自信は全くありませんので、急な追い越しなど絶対にしません!追い越し自体も、余程のことがない限りしないようにしています。
60km/h制限の道路で、前方のクルマが50km/hくらいで走っていても、黙って後ろをついていきます。「のんびり行けばいいや」と、むしろ気楽な気持ちになりますね。40km/h以下と極端に遅い場合は、交通量が少なければさすがに追い越しますけどね。
追い越したって、そんなに早く着くわけでもありません。20kmの道のりでも数分短縮がいいところでしょう。むしろ、右後方を振り向いて目視で確認して、安全に走行車線に移れるか判断して、指示器を出して、ハンドル操作をして車線を変更して、追い越して、また走行車線に戻るという一連の操作は、かなり神経を使いますし確実に危険は増えます。
全く割に合わないのですよ、無謀な追い越ししても。リスクが一気に増えるだけメリットは全くありません。
臆病なものですから、原則追い越しをしないだけでなく、スピードもかなり控えめで走っています。右折時以外は走行車線しか走りませんし(道交法では追い越し車線をずっと走り続けるのは厳密には違反です!)、車間距離も取りすぎなくらい取っています。
生身で事故ったら即死もあり得るバイクで、飛ばしまくって追い越しまくる姿を見ると「よーやるわ…」っていつも思ってます。
無謀運転のクルマも同様に多い多い…
バイクは道路の中でも少数派で目立つので、特に目の敵にされていますが(少数派イジメな面はありますが)、クルマの方は真面目に運転しているドライバーばかりかと言えば、もちろんそんなことは全くありません!!
飛ばし過ぎ、無謀な追い越しや車線変更、カーブでの対向車線へのはみ出し…などと危険運転のクルマもバイク同様に多くいます。クルマやバイクで走っていると、そんなの日常茶飯事です。巻き込まれて死んでも死に切れませんよ。
クルマを運転していると、危険な運転する輩に出合うのは日常茶飯事。メチャクチャな車線変更、指示器出さずにいきなり急減速して店舗等に入るなど。そんなやつに殺されたくはない。だから、行き過ぎたクルマ社会は勘弁なのだ。公共交通をマジで改善してほしい。
— 脱クルマで地方は豊かになる!@高知家 (@motorization) 2014年1月23日
いつ実現するかは分かりませんが、自動運転が普及した方が道路は確実に安全になるでしょうね。危険運転する輩から運転の主導権を奪えるわけですから。
真面目にバイクに乗っていても、危険運転のクルマにヒヤッとさせられます!
前述のように、かなりおとなしーくバイクに乗っています。スピードも控えめで、原則追い越しもせずに。
にも関わらず、いやだからこそ(?)、クルマにヒヤッとさせられることは多くあります。
普通にスピードが出て流れに乗っているのにも関わらず、どんどんクルマに追い抜かれます。もう抜かれるのには慣れましたが、それでもイヤな思いをする追い抜き方をするクルマにたびたび遭遇します。
高知市内などの市街地では、追い抜かれることはそれほどありませんが、郊外のバイパス道路ではそれなりに抜かれ、室戸や幡多地方の田舎の国道ともなれば、いとも簡単に抜かれてしまいます。
50km/h制限のところを60km/hくらいで走っていても(違反ですがそれくらいで走らないとむしろ危ないので勘弁してください)、「遅いわ!」と言わんばかりにどんどん追い抜かれます。
追い抜くこと自体は、一向に構いません。むしろ、追い抜いてくれた方がいいです。後ろにクルマが何台も連なった状態で走り続けるのはプレッシャーを感じますし、クルマの方もバイクの前を延々ついて行くのは気分がいいものではないのは分かります。追いついてきたら、適当な場所で左に寄って先に行かせてますよ。
問題は、ほとんどのクルマが制限速度を大幅に超えて飛ばしまくっていることと、やはり追い抜きの仕方が無謀なことです。
制限速度+αで走っていても、いとも簡単に追い付いてくるのは、いかにクルマが飛ばしまくっているかということです。室戸市など60km/h制限のところを70km/hで走っていても追い抜かれるのですからね。どんだけ飛ばしてんだよ…。
一般道でこんなに飛ばしても、あらゆる事態に対して、確実に対処できるだけの技量があるのかな? もし、そう断言するのでしたら「プロレーサー以上の技量の持ち主だね」って、或る意味感心しますがね(笑)
バイクだと排気量に関わらず、怖くてこんなに飛ばせませんよ!特に夜間はね。クルマに比べてカーブでの見通しがいいわけでもなく、田舎では国道であっても舗装状態は決して良くないので、乗り心地は悪く(特に古いトンネルのコンクリ路面は最悪です!)、酷い場合はハンドルを取られそうになることもあるので、そもそも飛ばそうという気が起きませんしね。
飛ばしまくりなのも無謀ですが、そういうクルマって追い抜き方が輪をかけて無謀です!
50km/hくらいで程よく流していたら、一気に後ろから追いついてきて、「隙あらば」とばかりにアクセルベタ踏みで追い抜きをかけて、一気に走り去っていきます。90km/hくらい出ているんじゃないかな…。
追い抜く場所もお構いなしで、トンネルの中だろうが、カーブの途中だろうが、平気で追い抜いていきます。どんだけ、危なっかしいことをしているか分かってないようで。
そんな輩に意地張っても、いくら命があっても足らないので、もうそういうクルマを察知したら、なるべく早く左に寄って速度落として先に行かせてますね。視界から消えてくれたらホッとしますよ。
無謀運転に関しては、バイクもクルマもどっちもどっちですね。少数派のバイクの方が目立つので目の敵にされているだけで。
自動運転が普及すれば趣味のバイクは確かに排除されるでしょうね
昨今、何かと自動運転が話題になっています。ぼくは、全く監視も不要な完全自動運転はそう簡単には実現しないと考えていますが、半自動運転でしたら幹線道路を中心に、近い将来普及することは十分あり得ます。
そんな中、自動運転機能を全く装備しない趣味のバイクが、自由気ままに走ることは、いつまでも許さないでしょう。「バイクツーリングが趣味」って言える時代の終焉は、目前に迫っているかもしれません。ぼくもバイク好きなので(だからこそ大型まで取得してます)、ちょっと寂しいですがね。
しかし、バイクは趣味だけでなく通勤や配達や営業など実用でも大いに使われています。スペースを四輪のクルマほどは占有せず機動力もあり、市街地向きの乗り物です。自動運転時代、「そこら辺のバイクをどうするか?」は課題ですね。通勤に関しては、なるべく公共交通か自転車にシフトさせるのが望ましいと思いますが、配達や営業用に関しては、自動運転機能を持ったバイクに置き換わっていくのでしょうかね?